全ての熱を奪い去るように・・



シトシトと降り続く冷たい夜の雨・・



雑木林は声を失い・・



沈黙の闇に立ちつくす・・



静まりかえった雨の夜・・



時折通り過ぎるヘットライトに・・



浮かび上がる細い雨・・



タイヤの走行音が・・



響き渡り闇に消える・・



みぞれに変わったのだろうか・・



小さな白い姿が見え隠れしてる・・



小鳥達は身を寄せ合うようにして・・



この冷たい夜を過ごすのだろうか・・



小さな野ネズミ達は・・



雪にならないといいなあ・・



朝になればお日様が顔を出し・・



暖かな陽ざしが満ちあふれ・・



小さな濡れた身体が乾きますように・・



窓の外のてるてる坊主さん・・



みんなの願いを届けてね・・



雪さん嫌いな訳じぁないけれど・・



お日様少し恋しくて・・



by xkazex





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2006.07.10 甦生



青く輝く波間から空を見上げ・・



空と海の狭間を漂う・・



水面に風が通りすぎて行くのを・・



頬に感じたら・・



大きく息を吸ってから・・



静かに静かに落ちていく・・



目を開ければ・・



陽の光りがきらきらと差し込み・・



ゆらゆら揺れる・・



光りのカーテンを作り出し・・



生まれたての小さな泡達が



真っ直ぐ光りに手を伸ばす・・



静寂が訪れ・・



心地よい冷たさが全身を包み込む・・



海の中の風に吹かれ・・



海の子守歌を聴きながら・・



ただ、ふわりふわりと漂う・・



青空を恋しいと思うまで・・



そして小さな泡達と一緒に・・



光りをめざす・・




by xkazex







ゆったりと 草達と戯れていた風が・・



突然息をひそめ・・



じっと 動かなくなった・・



静まりかえった草原が・・



少しずつ ざわざわと ざわめき始める  



・・・風が変わる・・



冷たく大きな 強い風が吹き・・



草達を ひれ伏せさせる・・



空も色を 変え始めて・・



黒い重そうな 大きな大きな雲が・・



ゆっくりと 近づいてくる・・



青空を 少しずつ 遮りながら・・



家来の 風を引き連れて・・



行進してくる・・



鳴り響く シンバルの響き太鼓の音・・



雲の中を走り回る鋭い光り・・



裁きを下すように・・



時折地上に 放たれる光りの剣・・



汚れを 洗い流すように・・



激しい 雨を地上に 叩きつける・・



黒い雲の 通り過ぎた後・・



草原は 爽やかな 光りに包まれ・・



何事も無かったように・・



風が又遊び始める・・



by xkazex







  西の空一面の、白きスクリーンに



  映し出された 丸い大きな 白い太陽



  眩ゆい光に 遮られ



  見ることの出来なかった 姿が



  今 力強い、エネルギーを放ちながら



  威厳に満ちた姿で



  静かに白く存在する



  誰を映し出す訳でもなく





  色を変える事もせず



  ただそこに、ある・・



  太陽のあるがままの、今の姿



  もうすぐ訪れる夕闇に



  浮かび上がるだろう、月は



  太陽を映し出す鏡



  磨き上げられた



  ・・・鋭き 鏡・・



  その時々のあるがままの姿を



  ただ静かに受けとめ映し出す



  ・・・昼と夜・・



  繰り返される日々の中で・・



by xkazex





2006.03.16 春の宵



ゆったり ゆらゆら 春の宵・・



夜風も そよそよ のんびりと・・



芽ばえた 若葉をなでていく・・



忘れられた 枯れ葉は・・



庭の 片隅で・・



小さな草の芽・・・守ってる・・



梅の香りが 風に乗り・・



林の奥から流れ出す・・



空には ぼんやり お月様・・



雲の波に ゆらゆらと・・



ゆらり ゆられて のんびりと・・



まん丸 お顔の 大あくび・・



ゆったり ゆらゆら 春の宵・・



お池の 鯉も 水の中・・



大きな お口で 大あくび・・



ゆらゆら のんびり お散歩中・・



ゆったり ゆらゆら 春の池・・



ゆったり ゆらゆら 春の・・



by xkazex